アドラー心理学 過去に何があっても、今には影響しない。

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ハイ! マナビトです。今回の参考書籍はシリーズ600万部の大ベストセラー「嫌われる勇気」です。フロイト、ユングと並ぶ心理学三大巨匠の一人、アドラー。そのアドラーの心理学を哲人と青年の会話で分かりやすく解説している本書。まだ、読んだことのない方、読みはしたけど忘れてしまった方へ向けて本ブログでは要点を絞ってさらに分かりやすい解説を試みようと思います。それでは、いってみましょう!

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前回のかんたん振り返り

前回のテーマは『あなたの「目的」が「原因」を生み出している』でした。アドラー心理学では目的論という立場を明確にしています。

原因論|現在の結果は、過去の出来事(原因)によって規定されるという考え。
 例)現在、泳げないのは、過去の溺れたという出来事によってそうなった。
目的論|過去の「原因」ではなく、今の「目的」を考える。目的が先にあり、その目的を達成するために感情(原因)を生み出している。
 例)泳ぎたくないという目的のために、過去の溺れたという恐怖の感情(原因)を生み出している

人生は誰かに与えられるものではなく、他の誰でもない自分自身が選択していくのです。過去の経験をトラウマと意味付けているのはあなた自身なのです。それを原因として目的を果たしているでしたね。詳しくは過去記事をご覧ください♪ 今回のテーマは『過去に何があっても、今には影響しない。』です。早速、一緒に学んでいきましょう!

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過去に支配されない

マナビト
マナビト

トラウマなんてないという話にも通ずる気がしますが、過去に支配されないとはどういうことでしょう? 昔、溺れたらやっぱり今でも泳ぐのは怖いです。ほら! 過去に支配されているではないですか?

テツヒトさん
テツヒトさん

マナビトさん、まだ原因論に囚われていますね。昔〇〇だった(原因がある)から、今こうなっているという考えのままです。アドラー心理学が目的論からスタートし、「人は変われる」ということを前提としています。

前回学んだ原因論と目的論ですが、そもそも目的論という考え方を知らなければ変わることはできません。まずは、知ること。それが変わることへの第一歩となります。マナビトを例に出すと「泳げるようになりたい」という変わりたいという気持ちがあるのであれば、目的論を知り変わることができるのです。

マナビト
マナビト

なるほど、じゃ私は泳げるようになるのですね。どうすれば良いですか?

テツヒトさん
テツヒトさん

マナビトさん、どうすれば良いかという答えは他人に求めるものではありませんよ。マナビトさん自身で導き出すんです。

過去の支配されないといっても、マナビトのように幼少期に溺れて水に恐怖を覚えるようになったというのは強烈な体験です。それが泳げなくなったということに影響がなかったといえばそういう訳ではありません。ただ、過去そうであっても今この時は関係がありません。その強烈な体験を原因にして泳がないという目的を達成するために選んでいるに過ぎないのです。他人にあーすれば良いこーすれば良いと与えられた答えは大した価値はありません。

このままでいいのか

マナビト
マナビト

むむむ・・・何だか難しいぞ。泳げるように変わりたいですが・・・

テツヒトさん
テツヒトさん

このままでいいとは思っていないようですね。今、幸せを実感できていないようであれば、「このまま」でいいはずはありませんよね。そもそも、アドラー心理学を聞いてみようとも思っていないはずですから。

もし、あなたが変わろうと思っているのであれば、「このままでいい」と思っていないのであれば、それは自分自身で一歩を前に踏み出さなければなりません。アルフレッド・アドラーはこのように言っています。

大切なのはなにが与えられているかではなく、与えられたものをどう使うかである

アルフレッド・アドラー
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今ある不幸はあなたが「選んだ」もの

マナビト
マナビト

夏が来ると、毎年憂鬱な気分になります。プールや海に行っても泳げないし、そこではしゃいでる友人たちを見るのも何だか自分は楽しめないのにズルいな〜なんて思ってしまいます。だから夏は嫌いです! 不幸な気持ちになります。

テツヒトさん
テツヒトさん

マナビトさん、その不幸な気持ちというものは空から降ってくる訳でも誰かからもらったものでもありません。今のあなたが不幸なのは、自分自身で「不幸であることを選んでいる」からですよ。

マナビト
マナビト

そんなもの、選んでなぁあああい!!

古代ギリシア時代のこの言葉をご存知ですか?

誰ひとりとして悪を欲する人はいない

ソクラテス

一般にソクラテスのパラドクスと知られる命題です。ここでいう悪というのは道徳的に悪いことや悪事を働くという意味ではありません。ギリシア語の善と悪の意味について確認しましょう。

ギリシア語の善と悪の意味
善(agathon)|道徳的な意味合いはなく、「ためになる」という意味
悪(kakon)|道徳的な意味合いはなく、「ためにならない」という意味

つまり、ソクラテスのパラドクスを解釈すると「誰ひとりとして、ためにならないことを望む者はいない」となります。トラウマだったり、不幸だったりということは「然るべき理由」があります。なぜなら、ためにならないことを望む者はいないからです。理由があるから「不幸であることを選んでいるあなたにとって善(ためになる)だと判断しているのです。

選んだものを「変われない」と決めつけている

マナビト
マナビト

私が自ら不幸を選んでいるということですか。変わりたいと思っているのに不思議だ。性格や気質の問題でしょうか??

テツヒトさん
テツヒトさん

アドラー心理学では、性格や気質のことを「ライフスタイル」という言葉で表現してます。

ライフスタイル|人生における、思考や行動の傾向のこと

性格や気質をライフスタイルと置き換えるとどのようなことが起こるのでしょうか? 例をみていきましょう。

【変えられないと考えている性格や気質をライフスタイル(思考や行動)と置き換えて考える】
・私はネガティブな性格だ →私がネガティブな思考だ
・私は好き嫌いが激しい性格だ → 私は好き嫌いが激しい思考だ
・私は朝、寝起きが悪い気質だ→私は朝、寝起きが悪く行動する

性格や気質ではなく、思考や行動と置き換えた瞬間、それは変えられることだとは思いませんか。思考は考えですし行動はあなたの意思で変えることができます。

あなたはあなた自身で人生における思考や行動、つまりライフスタイルを自ら選ぶことができるのです。ライフスタイルは性格や気質のような先天的なものではありません。あなた自身が選び続けた後天的なものなので、いつでも自分でライフスタイルを選び直すことができるのです。

このままの方が実は、楽であり安心。

マナビト
マナビト

なんとなく、分かってきましたけど、それでも変われません。何故でしょうか?

テツヒトさん
テツヒトさん

マナビトさん、それは変わらないことの方が楽で安心と判断しているからですよ。

例えば、通い慣れた道と全く知らない道があったとします。通い慣れた道は大雨で水溜りができ通行しにくくなっています。全く知らない道は水溜りがあるかもしれませんし無いかもしれません。通い慣れた道であれば多少不便なことがあっても、どこから車が出てくるのかとか大体の到着時間だとか、あなたは予測ができます。一方全く知らない道はどこが危険なのか、到着時間は予定通りに行くのかよく分かりません。つまり、人はさまざまな不満があっても、「このままの私(今のまま)」でいる方が楽ですし安心だと思っているのです。

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勇気を持って一歩を踏み出す

テツヒトさん
テツヒトさん

アドラー心理学は勇気の心理学とも呼ばれています。楽、安心と思っているライフスタイルを変えることは容易なことではありません。「変わる!」というあなたの決意が重要です。

今、あなたが過去の呪縛から解き放たれ、「変わりたい!」と考えているのであれば、最初に行うことは「今のライフスタイル(思考や行動)をやめる」と決心することです。「もし〇〇だったら、いいのにな〜」と考えているうちは何も変わりはしません。なぜなら、自分自身に変わらないことの理由を作っているからです。

もし、あなたが変われない・・・ と考えているのであれば、それは能力や過去の経験からくるものではありません。ただ、勇気が足りないだけなのです。幸せになる・変わる勇気を持たせてくれるのがアドラー心理学が勇気の心理学と言われる所以です。シンプルに今からライフスタイルを選び直せば良いだけなのです。

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まとめ

最後までご覧いただき、誠にありがとうございます。私自身もこの本を読んでいて勇気をもらっている感じがします。人はいつからでも変われる。勇気をもらえませんか? アドラーの目的論は「これまでの人生になにがあったとしても、今後の人生をどう生きるかについてなんの影響もない」といっています。過去の失敗や自分の能力を考え、やりたいことを諦めたりはしていませんか? 人はいつからでも変われます。今からライフスタイルを変えて一歩を踏み出していきましょう!

それでは、また!

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