行動経済学 「損失の悲しみ」は「利益の喜び」の3〜4倍?     

はい! マナビトです。今回の参考書籍はシリーズ累計70万部 消費者心理の基本がわかる『行動経済学見るだけノート』です。行動経済学って何? 私と関係ないと思われたあなた。実は様々なシーンを行動経済学で説明ができます。かんたんに言うと行動経済学とは、心理学の理論を応用して経済を読み解くと言うこと。心理学✖️経済学です。人は消費する際に時に合理的ではない行動をします。その理由は感情があるから。感情によって消費行動が変わります。それでは一緒に学んでいきましょう!

前回のかんたん振り返り

前回は『行動経済学 予測を歪める主観』でした特定のことが起こる確率を自分自身の主観や感覚で勝手に高く見積もってしまうことがあります。それをギャンブラーの誤謬(ごびゅう・誤りのこと)と言います。統計学に基づいた客観的なデータではなく、本人の主観や思い込みに基づく主観的な判断になっているでしたね。詳しくは過去記事ご覧ください。今回は、『「損失の悲しみ」は「利益の喜び」の3〜4倍?』です。それでは、一緒に学んでいきましょう。

行動経済学 損失の方が感情が大きく動く

マナビト
マナビト

ぐぬぬぬ・・・ 500円玉を落としてしまったぁ。くそぉー、悔しい。

こんどう学君
こんどう学君

マナビトさんは大人だから、500円程度であればどうと言うことはないじゃないですか。例えば、私がマナビトさんに500円お小遣いをあげたとしたら、同じぐらいの感情で喜びますか?

マナビト
マナビト

よっしゃーーーー! 500円もらったーーーー♪ 嬉しい♪こんどう学君ありがとう!!

マナビト
マナビト

嬉しいですが、500円落とした時の悲しみと同等の感情は動かないですね。500円ですからね。私はもう大人ですし。

こんどう学君
こんどう学君

落とした500円とお小遣いの500円。全く同じ価値ですよ? どうしてそんなに違うのでしょうか?

マナビト
マナビト

確かに!! それは過去に学んだプロスペクト理論と関係がありますか?

過去に学んだプロスペクト理論は覚えていますか?(忘れた方やこの記事から読み始めた方は過去記事をご覧ください。)その際に学んだ価値関数を再確認しましょう。

プロスペクト理論は価値関数の表で分かる

同じ金額でも損失の方が感情は大きく変化します。また、縦軸と横軸の中心点のことをリファレンス・ポイント(参照点、物事を判断する基準の点)と言います。当初は感情の反応が大きいですが、リファレンス・ポイントから離れれば離れるほど、感情のブレは少なくなります。これを感応度逓減性と言います。さらに、このグラフから同じ2万円の金額の変化AとB、Bの損失を避けたいという感情が大きく出ていますね。これを損失回避傾向と言います。

感応度逓減性

マナビト
マナビト

価値関数でいろんなことが分かるのですね。ところで感応度逓減性と言うことを知っているとどんな役に立つことがあるのでしょうか?

こんどう学君
こんどう学君

感応度逓減性、実は高額商品を買ったり、資産運用で大きくお金を動かしたりしているときに感情があまり動かない状態になっています。また、マーケティングでも利用されやすいところでもありますね。

マナビト
マナビト

なんですって!?

感応度逓減性は当初は感情の反応が大きいですが、リファレンス・ポイントから離れれば離れるほど、感情のブレは少なると言うことでしたね。具体例をみていきましょう。

【感応度逓減性を例】
A 10万円のテレビを購入しようとする際に+20万円の商品もしくは関連商品をおすすめする
B  400万円の新車を購入しようとする際に+20万円のカーナビをおすすめする
同じ20万円でも、Bの方がさほど感情は動かず「ついで買い」してしまう。金額が大きく(リファレンス・ポイントから離れており)、感情の振れ幅が低い状態。
他にも新築住宅を購入する際に、200万円の太陽光発電を購入。普段は200万円という大金は要検討するが住宅の数千万円という桁違いの金額から感情が動かず「ついで買い」をしてしまう

感応度逓減性を打破する!

マナビト
マナビト

高額な時ほど、さらについでに高い買い物させられる可能性があるのですね。

こんどう学君
こんどう学君

そうですね、車や住宅のオプション商品はまさに良い例ですね。

感応度逓減性を打破するには、当たり前のことですが物の価値をしっかり見極めることです。そして、お金持ちだろうとお金をそんなに持っていなかろうと、1万円と言う価値に変わりはありません。1000万円の中の1万円と2万円の中の1万円。どんなに大きな金額を動かしていても1万円は1万円です。その事実を忘れないようにしましょう。

損失回避傾向

マナビト
マナビト

損失回避傾向。これは??

こんどう学君
こんどう学君

人は損失を回避したがる傾向にあります。一番わかりやすいのが株の売買ですね。

行動経済学の核となるプロスペクト理論。かんたんに言うと「利益は早く確定したい。損失は先送りしたい」ことです。例えば、100円の株価を持っているとします。

【損失回避傾向】
100円の株価の値動きについての感情の動き
120円に値上がりした時|得をしている今のうちに早く売ってしまおう(早く利益を確定したい)
50円に値下がりした時|我慢していれば、そのうち値上がりするはず(損切りせず、先送り)

損失回避傾向を打破する!

マナビト
マナビト

人には元々、損失回避傾向があるならなかなか損切りできないじゃないですか・・・一体どうすれば?

こんどう学君
こんどう学君

マナビトさん、そうですよね。損切りするにもコツがありますよ。

損失回避傾向を打破するには、ある程度感情にとらわれず行動する必要があります。損失は先送りしたいという感情はどうしてもあります。そうすれば良いか? それは、損切りするときのマイルールを作ることです。例えば、購入価額の10%を超えた瞬間に損切りすると○%と決めてしまう。そうするとルールに従い、淡々と損切りをするようになります。それでも最初は「待っていれば上がるかもしれない」と苦しいでしょうが、そこはマイルール。決めたことを実践し続けることが大損しないコツです。

行動経済学 まとめ

最後までご覧いただき、誠にありがとうございます。価値関数は割と身近なところで役に立ちますね。ただ、損失回避傾向はなかなか深いですね。分かっていても、損失を確定したくないために先送りしてしまします。何を隠そう私も損切りできず塩漬けしている株があります・・・ もう、無かったものとして塩漬けのままです(苦笑)あなた自身マイルール実践していないじゃないか! とツッコミが入りそうですが、損失回避傾向を打破する方法としては良い方法ですので、あなたは実践してみてください。私も塩漬け株以外は実践中です。行動経済学、面白いですね〜♪引き続き一緒に学んでいきましょう!

それでは、また!

より詳しく知りたい方は下記参考書籍をお買い求めください。

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