
はい! マナビトです。今回の参考書籍はシリーズ累計70万部 消費者心理の基本がわかる『行動経済学見るだけノート』です。行動経済学って何? 私と関係ないと思われたあなた。実は様々なシーンを行動経済学で説明ができます。かんたんに言うと行動経済学とは、心理学の理論を応用して経済を読み解くと言うこと。心理学✖️経済学です。人は消費する際に時に合理的ではない行動をします。その理由は感情があるから。感情によって消費行動が変わります。それでは一緒に学んでいきましょう!
前回のかんたん振り返り
前回は『行動経済学 サンクコスト』でした。それまでに支出され、どのような意思決定をしても回収できない費用のことをサンクコスト(埋没コスト)と言います。サンクコストを回収しようと分かっちゃいるけどやめられない心理をコンコルド効果と言いますでしたね。詳しくは過去記事ご覧ください。今回は、『行動経済学 BGMの影響で無意識に買わされている!?』です。それでは、一緒に学んでいきましょう。
行動経済学 BGMによって消費行動が変わる

フンフンフンフン〜♪ 色々買い物したくなるな〜

マナビトさん、鼻歌なんか歌って上機嫌ですね! どうされたんですか?

このお店、なぜか居心地が良くて買い物したくなるんですよ〜フンフンフン〜♪

それはBGMを聞いての音響の心理学によるものかもしれませんね。

音響の心理学!?
人は無意識に音楽の影響を受けています。例えば、アップテンポの曲を聴くとあなたもエキサイトしてきたり、スローテンポの曲を聴くと穏やかな気持ちになったりします。
【BGMのテンポによって消費行動が変わる】 スローテンポのBGMの場合|買い物客の滞在時間が長くなり、一人当たりの購買額が高くなった。 消費者の心理|居心地が良いからゆったり過ごしたい。そういえばあれもついでに買おうかしら アップテンポのBGMの場合|買い物客が店内を通過する時間がスローテンポのBGMより早くなった結果、一人当たりの購買額が減った。 消費者の心理|これで必要なものは買った! 次の用事はなんだっけ。次の店へ行こう

私のお気に入りのお店もそういえば、ゆったりしたBGMでした。何となく長居していたのがBGMの効果だったんですね。

そうですね。音楽は人間の無意識に影響を与えているのですよ。BGMで消費行動が変わるかこんな実験がありました。
行動経済学 BGMでワインの売れ行きが変わる
英国の心理学者のエイドリアン・ノース教授とデイヴィッド・ハーグリーヴス教授は、スーパーマーケットの通路の端にあるワイン陳列棚の上にスピーカーを設置し、音楽の種類が客の購買行動に与える影響について実験を行いました。ワインは同じ値段のフランスワインとドイツワイン。交互にフランスの曲とドイツの曲を流してワインの売れ行きを調査しました。
【BGMによるワインの売れ行きの実験結果※ワインの本数はイメージ】 フランスの曲を流す|売れ行き フランスワインは40本、ドイツワインは8本 ドイツの曲を流す|売れ行きドイツワイン22本、フランスワイン12本
驚くことに、消費者のほとんどはBGMに影響されたという自覚がありませんでした。この実験結果から、人間は意思決定をする上で、無意識のうちに音楽の影響を受けていることがわかりました。

じゃ、私たちも無意識のうちにBGMで何かを買わされているかもしれないのですね! スーパーでよく耳にする魚魚魚〜魚を食べーると〜♪頭頭頭〜頭が良くーなるー♬もスーパーの策略だったのですね!!

そのスーパーの策略がどうかは分かりませんが、BGMが消費行動に無意識に影響しているということはあるでしょう。

何と!? 音楽の影響すごい!!
行動経済学 まとめ
最後までご覧いただき、誠にありがとうございます。いかがでしたか? スーパーであなたもついつい口ずさんでしまうBGM。無意識のうちにあなたは買う物を誘導されているかもしれませんね。ゆったりしたBGMなのか、アップテンポのBGMなのか、どういうフレーズを言っているのか、意識して聴いて見るのも面白いかもしれませんね。それがダメという訳ではないですが、あなたもお店側の思うままに操られているかも。考えてみれば音楽の影響って至る所であります。スポーツの際の応援歌やスーパーだけでなくカフェや飲食店も・・・ 当たり前のようなことですが、改めて調べてみると発見があるかもしれません。
それでは、また!
行動経済学をより詳しく知りたい方は参考書籍をお買い求めください。
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