行動経済学 人は合理的な行動を取るのか             

はい! マナビトです。今回の参考書籍はシリーズ累計70万部 消費者心理の基本がわかる『行動経済学見るだけノート』です。行動経済学って何? 私と関係ないと思われたあなた。実は様々なシーンを行動経済学で説明ができます。かんたんに言うと行動経済学とは、心理学の理論を応用して経済を読み解くと言うこと。心理学✖️経済学です。人は消費する際に時に合理的ではない行動をします。その理由は感情があるから。感情によって消費行動が変わります。それでは一緒に学んでいきましょう!

前回のかんたん振り返り

前回は『行動経済学の理論とどういうことに役に立つのか』でした。行動経済学で最初におさえていただきたい理論がこの2つです。早速みていきましょう。

【行動経済学の理論】
プロスペクト理論|リスクがある環境下での意思決定の分析
ナッジ理論|それと気づかせることなく特定の対象者を、合理的と考える好ましい方向へ誘導する好意

行動経済学は短い間に発生した私たちの行動や経済の変化を読み解くのに役に立つでしたね。詳しくは過去記事ご覧ください。今回は、『行動経済学 人は合理的な行動を取るのか』です。それでは、一緒に学んでいきましょう。

行動経済学 合理的な経済人 ホモ・エコノミカス

マナビト
マナビト

合理的な経済人? ホモ・エコノミカス?? 何でしょうか? 必殺技かなぁ。ホモ・エコノミカァァァァスッ!!!!!

こんどう学君
こんどう学君

マナビトさん、違います。伝統的な経済学では、人間は合理的であるという前提で考えられています。しかしながら、人は合理的ではないこともあるのです。

人は時として、合理的でない行動を取るものです。例えば、雨が降ってきた時には傘をさすが合理的ですよね。でも、「今日はなんだか雨に打たれたい気分だなぁ(ドラマの台詞みたいですね)」とか、お酒を呑んでいて「これ以上呑んだら酔い潰れてしまう・・・」と思えばお酒を控えるのが合理的、「えい! 今日は酔い潰れるまで呑んじゃえーー」というのは合理的ではありません。人はどちらかというと、感情によって合理的でない行動を取ることがあります。逆に常に合理的な行動をするのがホモ・エコノミカスです。

【ホモ・エコノミカス(合理的な経済人)とは】
○徹底的な個人主義
○必ず合理的な判断をする
○完全知識
○常に冷静かつ冷徹
マナビト
マナビト

ひえーーー、そんな感情のないロボットみたいな人っているんですか?

こんどう学君
こんどう学君

そうですね。いるかもしれませんが、なかなかいませんよね。10人いれば10人の感情があります。でも、そうすると学問的にはなかなか考え方や法則を見出すことが難しいですよね。そういった理由で伝統的な経済学は「合理的な経済人 ホモ・エコノミカス」を前提にしているんです。

マナビト
マナビト

人は合理的に動くとは限りませんからね! 私も合理的ではないですが、あえて遠回りして目的地に行くことがあります。そこで何か発見があるかもしれませんし。

行動経済学 合理的ではない”ありのまま”の人を解き明かす

マナビト
マナビト

法則や理論が正しくても、合理的経済人(ホモ・エコノミカス)が前提では感情で動いたり合理的でない行動したりする実際の人の経済は分からないのでは・・・?

こんどう学君
こんどう学君

マナビトさん、鋭いですね! そこで生まれたのが行動経済学なんですよ。

伝統的な経済学は理論や法則は正しいけど、現実的にはズレがあるというジレンマを抱えていました。長期的に見れば様々なことも合理的で正しいと言えますが。そこで生まれたのが心理学も用いて人の感情を読み解き経済を考える行動経済学なのです。

人は(合理的でない)おかしなことをする

マナビト
マナビト

眠い眠い眠い・・・

こんどう学君
こんどう学君

マナビトさん、マナビトさん!! 起きていますか〜。大事な話をしていますよ!!!

マナビト
マナビト

は!? 目を開けて寝ていました・・・ 何でしたっけ?

こんどう学君
こんどう学君

合理的経済人(ホモ・エコノミカス)から見ると学習しているのに眠るなんて合理的ではない行動ですね!

人は誘惑に弱い生き物です。例えば、明日重要な試験やプレゼンがあるのについつい夜更かしをしてみたり、健康に悪いだろうな〜と思いながらも真夜中にラーメンを食べてみたり・・・ 行動経済学ではそう言った”ありのまま”の心理を読み解きます。

行動経済学 まとめ

最後までご覧いただき、誠にありがとうございます。人って合理的ではない生き物ですよね。だからこそ面白いのです。例えば、美味しいか美味しくないか分からないけど行列ができるラーメン屋は並んでみたくなりますよね。味は知らないのに「これだけ人が並んでいるから絶対美味しいはず!」と。他にもゲームセンターでUFOキャッチャーをしていて「5,000円つぎ込んだから、絶対ゲットせねば!!」と深追いしてしまって損失を増加したり・・・。それぞれハーディング現象サンクコストといい行動経済学で説明ができるのです。とても身近な現象を説明できるので行動経済学は面白い! ぜひ、引き続き一緒に学習していきましょう!

それでは、また!

より詳しく知りたい方は「行動経済学見るだけノート」をお買い求めください。

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