
はい! マナビトです。あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」のかんたん解説。今回は草薙龍瞬著書のベストセラー『反応しない練習』の解説します。仏教? 私には宗教はちょっと・・・という方、いると思います。しかし、ブッダの考え方は私たち日本人の生活習慣に馴染んでいます。例えば、「ありがとう」「おかげ」「安心」など仏教用語ですし、ビジネスではマインドフルネスの源流です。ストレスフルな時代に、ブッダの考え方は悩みが消えていき人生をシンプルに、ロジカルにしてくれます。
前回のかんたん振り返り
前回は『“慢”という心のビョーキに気をつける』です。慢は一時的には気持ちいい感情ですが、結局は慢という姿勢が失敗を招きます。自分も相手も判断しないことが良いのです。良い判断基準とはズバリ、「真実であり、有益である(役に立つ)こと」でしたね。詳しくは過去記事をご参考ください! 今回は、第2章の良し悪しを「判断」しないの『「本物の自信」をつけるには?』です。早速、学んでいきましょう!
「本物の自信」をつける

もっと自信があれば、何でもうまくいくと思うのですがどうやって自信をつければいいですか?

自信がある・ないということも判断に過ぎませんよ、マナビトさん。自信をつける前にもっとやるべきことがありますよ。
ブッダの考えでは、自信という考え方は後回しです。自信も「判断」、判断は妄想の一つですのでハードな現実では緊張だったり自信喪失だったりするなど一瞬にして吹き飛んでしまいます。自信がなくてもやるべきことをやって、「自信がある人」以上の成果をあげることは可能なのです。
自信を持つことは合理的ではない

自信は持たなくても良いということでしょうか!? 自信をもちなさいと教えられてきましたが・・・

自信をもつということは合理的ではないというのがブッダの考え方なんですよ、マナビトさん。
そもそも未来は誰にも分かるものではありません。「自分はできる!」「成果が出せる!」ということは判断ですが、その時点では結果は分かりません。仮に良い結果だとしても、似たような状況でも常に新しく変わるので、次もうまくいく保証はないのです。
自信なんて、なくてもOK。先のことは誰も分からない。それより大切なことは、”今”しておかなければならないことある。これが真実です。
「自信を持つ」「頑張らなければ!」という思い込みから降りる

自信を持たないで良いことは分かりました! でも、私もまだまだなので、がんばります!

「自信がない」と同様に「まだまだ」ということも余計な判断ですよ、マナビトさん。仮に過去に失敗続きだったとしても、次もそうなるとは限りません。
自分は「自信がない」「まだまだ・・・」と思っている時、「自信がないから決断を先延ばししよう」「自信をつけるために次の資格を身につけよう」としたとします。「先延ばし」したり「目標をクリア」してもきっと自信がつくことはないでしょう。なぜなら思考のスタート時点でネガティブな妄想に囚われているからです。自信がないとかまだまだ・・・と考える必要は全くありません。それよりは自分を肯定し「今できることをやっていこう」と考えるようにしましょう。
体験を積むだけでOK

じゃ、タイトルの本物の自信って何なんでしょうか??

唯一、「自信」を持てることがあるとすれば、「こう行動すれば、成果が出る」と見通しが立つようになった時です。
「こう行動すれば、成果が出る」という考えに至るには、行動・体験の積み重ねの後に初めて持つことができます。今この瞬間に自信がある・ない、自分はまだまだという判断は必要なく、ただ「やってみる」体験を積み重ねていくだけです。本物の自信「こう行動すれば、成果が出る」と見通しが立つ方法は次の通りです。
【自信をつける方法】 ① やってみる ② 体験を積む ③ ある程度の成果を出せるようになる ④ 周囲が認めてくれるようになる ⑤ 「こう行動すれば、ある程度の成果が出せる」と見通しがつくようになる
最初の「やってみる」ということが実はハードル。失敗するかも、迷惑かけてしまうかもと足踏みをしてしまいがちです。そんな時は「これは妄想ではないか」と考えましょう。
妄想は妄想に過ぎないと正しく理解し、「まずは行動しよう!」とやってみることが重要です。
まとめ
最後までご覧いただ、誠にありがとうございます! 自信を持つ必要はない、自分はまだまだと思う必要もない。ただ、行動する。そう考えると仕事も人生もラクになる気がしませんか。迷ったり教えて貰ったりすることもあるでしょう。その際は次のように行動するだけです。
何をすればいいかわからなければ、「何をすればいいですか?」と聞くだけです。やり方がわからなければ、「どうすればいいですか?」と聞くだけです。教えてくれれば、「ありがとうございます」と言うだけです。迷惑をかけてしまったら、「ごめんなさい」と素直に謝るだけです。そして「頑張ります」という最初の思いに立ちます。
反応しない練習 P93-P94
極めてシンプルで合理的ですね。目の前のことに集中し、行動しましょう。そうして積み重ねて行った後、ふと振り返ったときに「これだけ続けてきたんだ」と思える場所にいた時、そう感じたなら本物の自信と言えるのです。
それでは、また!
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