
はい! マナビトです。あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」のかんたん解説。今回は草薙龍瞬著書のベストセラー『反応しない練習』の解説します。仏教? 私には宗教はちょっと・・・という方、いると思います。しかし、ブッダの考え方は私たち日本人の生活習慣に馴染んでいます。例えば、「ありがとう」「おかげ」「安心」など仏教用語ですし、ビジネスではマインドフルネスの源流です。ストレスフルな時代に、ブッダの考え方は悩みが消えていき人生をシンプルに、ロジカルにしてくれます。
前回のかんたん振り返り
前回は『“快”を大切にしていい』です。私たちはこの”快”か”不快”か二択を行ったり来たり揺れ動きながら生きている。欲が推進力となりチャレンジでき目指すことに”快”があるならすべきでしたね。詳しくは過去記事をご参考ください! 今回は、第4章の他人の目から「自由になる」の『他人からの評価を「追いかけない」』です。早速、学んでいきましょう!
他人からの評価を「追いかけない」

気になる、気になる、気になるなぁ〜

どうしたんですか、マナビトさん。

周囲から自分がどう思われているのか、気になるんですよ。周囲の目を気にせず、あるがままで入れたらいいんですけどね・・・

周囲の目をみて生きるのはしんどいですよね。どうして周囲の目が気になるのか分かりますか? マナビトさん。
周囲の目が気になる心理の正体
なぜ、人は周囲の目を気にするのでしょうか? 逆のことを想像すると、周囲の前でも「安心できている」状況です。この目の前の人が「自分が好きでいてくれたら」「評価してくれていたら」安心しませんか? つまり、周囲の目が気になる心理の正体は何度も登場してきた「承認欲」なのです。
承認欲は誰しもがあります。では、なぜ周囲の目が気になるのでしょうか? その理由は次の通りです。
①「認められたい」(自分の価値にこだわる)欲求がある⇨②その欲求で反応して、「どう見られているのだろう」と妄想するーこう考えると、理由が見えてきます。つまり、”承認欲が作り出す妄想“ーそれが「気になる心理」の正体
反応しない練習 P129
どんな思いも「妄想にすぎない」

「周囲の目が気になる」は過去に学んできた「承認欲」だったんですね。もう一度学ぼう。

周囲にどう評価されているのか? 嫌われているのでは? 信用を失ったのでは? など、これらの不安は全て自分への価値が生み出す妄想なのです。妄想は度は過ぎると「思い込み」になり、辛い状況に追い込まれます。
妄想というのは脳のバグのようなもの、在りもしない物事をあたかも在るように見せているのです。妄想に対して知っておくべきことをお伝えします。
【妄想の特徴】 ① 妄想には際限がない ② 妄想には確かめる術はない
脳は、見聞きした全ての情報を”反応の記憶”として取り込んでおり、本人が気づいていないことでさえ蓄積して記憶しているのです。そして、記憶という情報をつなぎ合わせて「見たこともないこと」妄想を作り出してしまうことがあるのです。しかもその妄想というは確認する術はありません。
人は妄想や夢を見るとそこに意味を見出したがります。その可能性も否定できなくはないですが、際限のない妄想の世界へ入り込んでしまうと、本来の正しい理解から遠ざかってしまいます。
妄想に囚われるか、正しい理解を求めるか。
ブッダのシンプルで合理的な思考法では後者の「正しい理解」を求めます。確かめようのない妄想に対してはスルーするという姿勢が大事です。
自分がどう在りたいか「目的」をはっきりさせる

周囲の目が気になるということは自分自身の認められたいなどの承認欲で、気になる心理は妄想ということは分かりました。しかも際限のない妄想に囚われてもいけないな〜と理解はできるのですが、やっぱり気になります。どうしたら良いですか?

大切なのは、自分自身がどう在りたいか「目的」をはっきりさせることですよ、マナビトさん。妄想に囚われて苦しみ・苦悩を感じたいのか、それともその苦しみや苦悩から解放されて自由な心になりたいかです。

そりゃ〜、自由な心でいたいですね。
周囲の目が気になる・・・という妄想を追い「どうしたらいいんだ・・・」と苦悩する必要はありません。自分の心を理解することに務め、合理的な考えや理解の仕方を学んでいくことに注力しましょう。悩みはあなたが生み出したものなので、必ず克服できます。
まとめ
最後までご覧いただき、誠にありがとうございます! 周囲の目が気になること、ありますよね。そんな時は「妄想をやめる」ことが最優先課題です。正しく理解し、自分にとっての不快を減らし快を増やすとシンプルに考えるだけです。10代・20代の頃は特に周囲の目が気になりますね。自分というものが確立されていない場合が多く、容姿や学歴、仕事、年収など人と比べてしまいがちです。認めれられたい、評価されたいという他人軸から解き放たれて自分軸で自由な心で生きたいですね。
それでは、また!
詳しく知りたい方は「反応しない練習」をお買い求めください。
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