
はい! マナビトです。日常でも役立つ心理学に基づいた行動習慣のかんたん解説。今回は塚本亮著書のベストセラー『「すぐやる人」と「やれない人」の習慣』の解説します。全50のテーマから各章から2つで14テーマをピックアップ。すぐやる人は分かるのですが、もう一方はやれない人です。決して、やらない人ではないのです。なぜ、やろうと思ってもやれないのか? 行動習慣の仕組みを理解しあなたも「すぐやる人」になり、結果を出しましょう! 今回は第3章の周囲を動かす編です。それでは、いってみましょう。
前回のかんたん振り返り
前回は、「すぐやる人は抵抗を歓迎し、やれない人は外野の声につぶされる」でしたね。伸びる時には抵抗があります。抵抗があるおかげであなたは強く前へ進まなければなりません。そうすると、それを乗り越えた時十分な力があなたには備わっていること。失敗も成功のもとと言うように、あなたの人生の物語の一エピソードです。結果を素直に受け入れてまた行動すれば良いでしたね。今回は「すぐやる人は人を楽しませ、やれない人は正論を押しつける」です。早速、いってみましょう!
すぐやる人は人を楽しませ、やれない人は正論を押しつける

正しいことを言うより、楽しませた方が良い?? 何でですか? 正しいことを言うのいいじゃないですか。

正しいこと言うの大事ですよね! 僕はいつも正しいことしか言わないですよ!!

私は人を楽しませますね! その方が楽しんで物事が動くからです。正しいことって言いますが、その正しさって自分にとっては正しいかもしれませんが相手にとっては正しいことではない可能性もありますよね!
「すぐやる人」は人が喜んだり、楽しんだりすることに気付くアンテナが立っています。ビビッと「これは楽しそうだ! あの人が喜びそうだ!」と情報の感度が高いのです。「すぐやる人」は職種や年齢にかかわらず相手を楽しませることが好きなエンターテイナーが多いです。
なぜ、相手を楽しませるエンターテイナーになるのでしょうか? その理由は「相手の視点を大切にしている」からなのです。
相手の視点を大切にする

相手の視点を大切にするってどう言うことかな〜。そういえば、今日買ったこのクッションどこで使おうかな〜。使い心地も良いし枕にしようかな。

マナビトさん、クッションはソファで使うものですからソファで使いましょう! それが正しいクッションの使い方です。それ以外で使うなんてナンセンスですね。

マナビトさん、クッション買ったんですね! 良いですね。マナビトさんが心地良さを求めてクッションを買ったんですよね。だったら、マナビトさんが心地良いのであれば枕にしてもいいかもですね!
ナイキくんは間違ったことを言っていませんね。正しい使い方、正論を言っています。でも、マナビトの気持ちを考えられているでしょうか? 一方ヤルキくんは、「マナビトさんが心地良いなら」と正しい使い方よりマナビトの気持ちを考えていますね。
人はロボットではありません。人には感情があります。「すぐやる人」に共通することがあり、人を動かすこと・人を巻き込むことが上手であるということです。なぜそれができるのかというと、繰り返しになりますが、「相手の視点を大切にしている」からです。相手が自ら動きたいと思わせる関わりをしているのです。
だからこそ、「自分の考える正論を振りかざすのではなく、相手の視点を大切にしている」のです。古代ギリシアの哲学者がこんなことを言っています。
神は人間にひとつの舌と、ふたつの耳を与えた。しゃべることの2倍多く聞けということだ。 エピクテトス
https://wajou.muragon.com/entry/134.html
人の話を真剣に耳を傾けて聴くことの需要性を説いています。心理学の用語でラポールという言葉があります。
【ラポール】 心が通じ合い、互いに信頼しあい、相手を受け入れていること
「すぐやる人」は人を楽しませるために相手に注目し話をしっかり聴き、結果的にラポールを築いているのです。そうすると、相手もあなたのために喜んで動いてくれるでしょう。最初からラポールを築くのは難しいので、まずが相手の視点を大切にし相手の話を聴くことから始めてみてはいかがでしょうか。
まとめ
最後までご覧いただき誠にありがとうございます! 正しさというのは、結構曖昧なことが多いと感じます。その人の経験だったり、学んできたことだったりで変わってきます。会社においても社内の常識は社外の非常識ということは往々にしてあります。相手が何を求めているか? しっかり聴くことが大事ですね。
すぐやる人は、まわりの人を楽しませることに気を配っている!
では、また!
コメント