
はい! マナビトです。「もう会話で悩まない。疲れない。オロオロしない。全部、うまくいく。」のかんたん解説。今回は2020年ビジネス書年間ランキング1位の永松茂久著書のベストセラー『人は話し方が9割』を解説します。全4章37テーマから各章2テーマずつピックアップ。あなたも今すぐ実践できるスキルを身につけていきましょう!
前回のかんたん振り返り
前回は『相手に9割しゃべらせる「拡張話法」』でした。感嘆、反復、共感、称賛、質問を使う目的は、相手の話を拡張することです。相手が気持ちよく話ができるということはあなたともっと話をしたい、好感を持っているということになリます。そうなると、どんどん話が弾み、良いサイクルが生まれます。今回は第2章の①『「正しい話」より「好かれる話」をしよう』です。早速、学んでいきましょう!
自分の話ではなく、相手が求める話をする

ナガシゲさん、私、今日あんなことがありまして、こんなこともありまして、そうしたら〇〇でして笑

へー! マナビトさん、そうなんですね♪ あんなことについて、もっと詳しく聞きたいですー!!

あんなことはね、こーでね、あーでね笑 めちゃくちゃ楽しかったんですよ
あなた自身が「上手に話そう!」と思えば思うほど、「上手に話そう」と実践すればするほど、残念ながら相手は「もう、あなたとは会わなくても良いかな・・・」と思われるかもしれません。なぜなら、あなたが上手に話そうと思えば思うほど、その意図が透けて見えて「私に気に入られようとしているな・・・もしかしたら、メリットを得ようという腹なのではないか・・・!?」と受け取られることもあり、相手の気持ちはあなたから離れていくからです。そうならないための心掛けがあります。
相手の役に立ちたい。
この気持ちは自然と相手にも伝わり、その結果あなたの言葉も真摯に耳を傾けてくれるようになります。重要なことは「自分の話したいことではなく、相手の求めている話をする」ことです。
「正しい話」ではなく「好かれる話」をする

くそ〜、なんでなんだ!! みんな、わかっていない!!

マナビトさん、どうしたんですか? 何をそんなに怒っているんですか?

職場で正しい方法を教えているのに、誰もその通りにしないんです。正しいのにな〜。何でだろう・・・

マナビトさん、そもそも正しさっていうことも曖昧ですし、世の中・組織は意外と正論やルールではなく実は感情に基づいて「好き嫌い」で動いていることってありますよね。例えば、あまり周囲には好かれていなくても、口が上手で社長に取り入っている人っていますよね。でも、良い面を見ると正しい話ではなく社長に好かれる話をしていると捉えることもできますよね。

・・・確かに。

相手に気持ちよくなってもらい、好かれることも大事なことですよ。相手を気持ちよくさせている・好かれる話というのはビジネススキルといっても良いですよね。
残酷な現実ですが、ビジネスも、友人関係も、コミュニティも、実は「好き嫌い」が全てなのです。人間は感情の生き物です。正しいことよりも好きなことの方が心地良いのです。日常生活においても「自分の話したいこと」ではなく「相手の求めている話」をすることで、相手もあなたと話すことが好きになり楽しくなってきます。そうすると「また、会いたい」と思われるようになります。
重要なことは「正しい話」ではなく「好かれる話」をすることです。
相手に役立つ情報を届ける

職場で「正しい話」ではなく「好かれる話」をすることを意識したところ、状況が好転しました。あれだけルールを守らなかった人たちも一緒にわいわいと楽しくできるようになりました。

マナビトさん、それはよかったですー! 相手から好感を持たれると良いサイクルに入りますね。例えばマナビトさんが営業マンだとしたら、全く同じ商品を売っていれば高感度の高い人から買いますよね。
さまざまなビジネススキルやコミュニケーションスキルがありますが、最終的に重要になるのが「人として好かれるかどうか」です。結局は好き嫌いなのです。遠回りのように思えますが、まずあなた自身が好かれるようになればビジネスでもプライベートでもどんなシーンでも有利に働く可能性が高いのです。そうなるためには「相手の役に立ちたい」という思いを全面に持って話に望むと、もれなく相手の要望に応える話、好かれる話になるのです。
まとめ
最後までご覧いただき、誠にありがとうございます。自分が売り込みたいことをグッと我慢して、相手の要望や役に立つことを全力で行う。一見、ビジネスや人間関係の構築において遠回りのように見えても、相手優先で「好かれる話」をするあなたこそが、後々に大きなチャンスを掴むことができるのです! いかに相手目線で物事を考えて行動できるかがポイントですね。
100%好かれる話し方のコツ「相手に好かれる話」「相手にメリットのある話」をする
人は話し方が9割 P103
それでは、また!
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