伝え方が9割〜「イエス」に変える「7つの切り口」②〜     

はい! マナビトです。日常でも役立つ勉強のかんたん解説です。今回はコピーライターの佐々木圭一著書のベストセラー『伝え方が9割』の解説をしようと思います。なぜ、今この本なのか? それは本棚で肥やしになっていたからです! ・・・ではなく、リモートワークが推進されている今、伝え方って本当に重要だなと感じます。特にメール・チャット等、文章でのコミュニケーションってなかなか伝わりづらいです。だからこそ、テクニックが全てではないですが伝わりやすい方法があるのであれば知っておいた方が良いし選択肢として持っておくといざと言うときに役に立つと思います。また、自分に対して復習と言う意味合いも大きいです(笑)あなたに9割以上伝わりますように・・・ それではいってみましょう!

前回のかんたん振り返り

前回は、「イエス」に変える7つの切り口の3つまで学習しましたね。

【「イエス」に変える7つの切り口】
切り口1|相手の好きなこと
切り口2|嫌いなこと回避
切り口3|選択の自由

それでは、後半の切り口の4つを学習しましょう!

切り口4「認められたい欲」

マナビト
マナビト

認められたい欲ですか 。認められたいです!

ササーキさん
ササーキさん

マナビトさん♪ そうですよね。この切り口は「他人に認められたい」とか「良いカッコしたい」とか考えている人に効果を発揮するコトバですよ。

人間には「認められたい欲(承認欲求)」がDNAに組み込まれています。それを満たしてあげると少しぐらい嫌なことであっても「まあ、やってやろうか!」と思うのです。これは老若男女関係なく当てはまります。特に面倒だと思うことをお願いする際に効果を発揮します。例えば、仕事でこんなシーン・・・

ササーキさん
ササーキさん

マナビトさん♪ 残業をお願いできませんか?

マナビト
マナビト

・・・(残業か、嫌だ。)

ササーキさん
ササーキさん

マナビトさん♪ この企画はあなたの企画力が必要なの! お願いできませんか?

マナビト
マナビト

(私の企画力じゃなければならないのか、私の力が認められているんだな! よし人肌脱いでやるか!)私に任せてください! 良い企画作りますよ!!

相手にとって頼まれごとというのは、だいたいの場合面倒くさいものです。仕事であれば、やらなければならないことですが「認められたい欲」の切り口を使うとやる気もアップし、最終的な完成品も良い仕上がりになります

切り口5「あなた限定」

マナビト
マナビト

限定と言われると気になりますね。しかも私だけ!?

ササーキさん
ササーキさん

人はもともと「あなた限定」ということに弱いものです。

「あなた限定」というのは、相手が寂しがり屋だったり、自分が好きだったりするときに効果を発揮します。「ここだけの話、あなただけに特別な商品をご案内します」といって怪しい商品を売る人もいるぐらいですので、良心にしたがって活用してくださいね。例えば、任意参加の少し面倒くさいミーティングがあったとします。

ササーキさん
ササーキさん

ミーティングに参加してください。

マナビト
マナビト

・・・(う〜ん、忙しいし面倒くさいな)

そこで、相手の名前を使って「あなたが本当に必要なんです」と伝え、相手の心を満たしてあげるのです。

ササーキさん
ササーキさん

マナビトさん♪ 他の誰が来なくともマナビトさん♪だけはきて欲しいんです!

マナビト
マナビト

(私を必要としている!)分かりました。行きましょう!

切り口6「チームワーク化」

マナビト
マナビト

チームワークですか。でも私にはチームがありません・・・

ササーキさん
ササーキさん

この切り口は、相手にお願いを任せるのではなく、「一緒にやりましょう!」というスタンスで自分と相手をチームワーク化するということです。

人間は社会的動物で集団行動をします。そのため、元々コミュニティを大切にします。一人ならやらないことも誰か一緒であればやっても良いかなと思うのです。良くも悪くも「赤信号、みんなで渡れば怖くない」と集団で動きたがるのです。例えば、勉強嫌いな人に・・・

ササーキさん
ササーキさん

勉強をした方が良いですよ!

マナビト
マナビト

・・・(勉強した方が良いのはわかっているが。)

ここで、チームワーク化を使うと

ササーキさん
ササーキさん

マナビトさん♪ 一緒に勉強しましょう。

マナビト
マナビト

(一緒だったらやっても良いかな)よし、勉強しよう。

この「チームワーク化」の切り口は自分も動くことが前提になります。これは、勉強嫌いのお子様に有効なリビング学習でも生かされている切り口です。お母さんが子どもに「一緒に勉強しよう」と同じ空間で過ごすのです。子どもは宿題を、お母さんは例えば好きな本を読んで過ごす。人は本能的に誰かと一緒に何かをしたいのです。それは、集団行動を行った方が生存確率が高いという太古の時代からの記憶・知恵と言われています。

切り口7「感謝」

マナビト
マナビト

感謝って、ありがとう。ということですか。

ササーキさん
ササーキさん

そうですね。「ありがとう」と感謝されて嫌な気がする人は少ないですよね。むしろ、人と接する時は積極的に使いたいコトバです。

「感謝」は最終手段にして最大の方法です。人は昔からお願いを叶えるために「感謝」をしてきました。例えば、農業の収穫祭は来年の豊作を願い感謝をする祭りですよね。感謝を「ありがとう」とコトバにして伝えられると、「ノー」と言いにくくなるものです。例えば、ビジネスメールで・・・

「お世話になっております。先日の〇〇の件ですが・・・」というより、「いつもお世話になっており、ありがとうございます。先日の〇〇の件ですが・・・」と伝える方が、無下には扱われないと思いませんか? 感謝が入ると人は拒否をしにくくなるのです。

「イエス」の答えは相手の中にある

「イエス」に変える7つの切り口はいかがでしたか? 自然と使っている方もいるでしょうし、そんな伝え方があるのか! と気づきがあった方もいるのではないかと思います。あなたのお願いをストレートに表現するのは一か八かのギャンブルですが、相手のことを想像して切り口を変えると成功確率が上がりそうだと感じられたのではないでしょうか。なぜ、成功確率が上がるのか? それは、相手にとってもメリットになり本能的にもそうしたいと思うからです。

「ノー」を「イエス」に変える技術の答えは、相手の中にあるのです。相手もOK、自分もOKという状況を作るということなのです。ある意味、相手のことを想像しより良い状態にしてあげる愛情表現です。伝え方を習得して、あなたも周囲の方々とより良い関係性を築いてくださいね。

「イエス」に変える「7つの切り口」まとめ

切り口1|相手の好きなこと
切り口2|嫌いなこと回避
切り口3|選択の自由
切り口4|認められたい欲
切り口5|あなた限定
切り口6|チームワーク化
切り口7|感謝
ポイント|相手のことを想像し、より良い状態にしてあげる

最後までご覧いただき、誠にありがとうございます! 次回も楽しみにしてくださいね。それでは、また!

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